レーシック手術前の予備知識

レーシックは安全性の高い視力回復手術として世界的に認められていますが、外科手術である以上、ある程度のリスクを伴います。

術後のトラブルを避けるためにも、レーシック手術の予備知識を蓄え、十分理解した上で施術に臨む必要があります。

1.適応について

レーシックはほとんどの人が問題なく受けられる手術ですが、中には術前の適応検査により、施術不可能と診断される場合もあります。

主な原因は、角膜がもとから薄い人、目の疾患を抱えている人、超強度の近視の人などです。

ただし、レーシックの種類によってはこれらにも対応できる場合もあります。

2.レーシックの種類

一言にレーシックと言っても、その種類はさまざまあり、クリニックによって導入しているものも異なります。

現在、最も普及しているのは、フラップ作成にレーザー機器を使用するイントラレーシックですが、他にも従来からの刃物を使用するレーシックや、フラップを作成せずに行うレーシックまで多種多様です。

費用面や術後の結果が異なるのはもちろんですが、他のレーシックでは施術不可とされた場合でも、種類を変えれば矯正できることもあるので、どんな種類があるのか事前にチェックしておく必要があります。

3.効果について

通常、レーシックを行うと、平均して1.0以上の視力を確保することができます。

その実績は軽度~中度近視なら9割を超え、高水準であることがうかがえますが、まれに施術しても思ったより効果が上がらない場合があります。

原因としては、強度の近視により、角膜を許容量ぎりぎりまで削っても十分に改善されなかったことなどが挙げられ、それゆえに適応検査時点で、施術してもあまり効果が上がらないという理由により、強度の近視の人は手術を断られるケースもあります。

4.術後の注意点

手術自体は短時間で済み、日帰りできますが、翌日に必ず検診を受ける必要があり、それ以降も術後の経過を見るために定期検診の受診を余儀なくされます。

また、ハロ・グレア現象などの合併症が起きた場合、日常生活に多少支障をきたす場合があります。

特に夜間の自動車運転はしばらくの間避けた方が無難です。

そのほか、手術で一時的に視力が回復しても、その後近視に戻ってしまう「近視戻り」を防ぐため、目に余計な負担をかける生活、たとえば長時間パソコンやゲームを利用したり、暗所作業を行ったりといったことは避けなければなりません。

5.費用

レーシックは種類によって費用が異なりますが、主流であるイントラレーシックを両目受けると、およそ15万~30万円の費用がかかります。

大抵のクリニックではローンを組むことができますが、費用の準備は万端にしておきましょう。

インフォームドコンセントをしっかりと

以上のような予備知識は、そのすべてがクリニックでのインフォームドコンセントに含まれているものです。

インフォームドコンセントとは、医師が行おうとしている治療に対し、患者に十分な説明をし、理解と了承を得た上で治療にあたることを言います。

このインフォームドコンセントを怠ると、後のトラブル発生の大きな原因となります。

不安な点や疑問点は積極的に質問し、すべてのことに納得した上で手術を受けるようにしましょう。