レーシックのリスクと危険性

レーシックは一般的に安全な手術であるとされ、比較的新しい手術であるにも関わらず、その症例数は年々増え続けています。

しかし、レーシックは外科手術の部類に入るため、リスクがまったくないとは言い切れません。

これはレーシックだけに限らず、どの手術にも言えることで、多かれ少なかれ手術というものにはリスクや危険性が伴うものです。

では、レーシック手術におけるリスクと危険性には、どのようなものがあるのでしょうか。

合併症のリスク

レーシック手術を受けると、合併症を起こす可能性があります。

合併症に関しては個人差があり、レーシック手術を受けたすべての人に起こるわけではありませんが、起こり得る可能性があるということは認識しておいたほうがよいでしょう。

一般的な症状としては、角膜の傷によって光線がかく乱して視界がぼやけて見えるハロ現象と、光を通常以上にまぶしく感じるグレア現象があります。

レーシック手術は角膜を削ることによって焦点を矯正する手術ですが、この微細な傷がハロ・グレア現象を引き起こす原因となっています。

通常、ハロ・グレア現象は時間が経つにつれて徐々におさまっていく傾向にありますが、ごくまれに長期間にわたって継続する場合があります。

感染症のリスク

2008~2009年にかけて、日本国内でレーシック手術による集団角膜感染症が起こったことが明らかになりました。

中には失明のおそれがあると言われた重症患者もいたことから、大変な騒ぎになったことは記憶に新しいと思います。

集団感染症の原因は、手術室内が衛生的に保たれていなかったこと、使用する医療器具が十分に消毒されていなかったことなど、不衛生だったことが主原因となっています。

レーシックに関わらず、あらゆる手術はすべて非常にデリケートなものなので、抗菌されたクリーンルームで、しっかりと消毒した医療器具を使用するのが基本です。

もちろん、他のクリニックでは感染症予防のために、クリーンルーム設備や医療器具の消毒の徹底など、衛生管理をきちんと行っています。

そのため、レーシックによる感染症のリスクはきわめて低確率ですが、レーシックを受ける際には、そのクリニックがきちんと衛生面に気を配っているかどうかを確認する必要があります。

失明のリスク

レーシックを受けるにあたり、最も不安が大きいのは失明のリスクだと思います。

結論から言うと、レーシック手術によって失明したという例は国内外ともに一件もありません。

アメリカでは1990年代から普及し、かなりの症例数を誇っているので、確率的に言えばほぼ100%の割合で失明のリスクはないと言っていいでしょう。

ただし、前述の感染症により、失明の恐れありと診断された例が日本国内に存在するので、一概にまったくないとも言い切れないのが現状です。