レーシッククリニックの選び方

安全性が高い手術として有名なレーシックですが、どの施術でも言えるように、100%安全ということはありません。

2008年~2009年にかけて、とある眼科でレーシック手術を受けた患者数十名が、集団で感染性角膜炎を発症していたことが判明しました。

うち2人は入院し、1人は失明の恐れもあると言われるほどの重症となりました。

この集団感染の原因は、クリニックの衛生管理のずさんさにあり、抗菌ルームで施術していなかったことや、医療器具の消毒を十分に行っていなかったことが明らかになりました。

このような事例があったことで「安全」と太鼓判を押されていたレーシック手術に、再び不安の影がつきまとうようになりました。

しかし、レーシック手術自体に問題があるわけではないため、クリニック選びさえ的確であれば、安全な施術であることに間違いありません。

そこで、失敗しないクリニック選びのポイントについて紹介します。

1.衛生管理は徹底されているか

上記の不祥事はクリニックの衛生管理が徹底されていなかったことにより発生したため、やはりクリニックの衛生管理がしっかりしているかどうかは重要なポイントとなります。

前述の不祥事の後、レーシック離れが起きないようにと、他のクリニックではさらに衛生管理を徹底するようになりました。

そのため、現在では問題が起こるような不衛生なクリニックはほとんどないと言っていいでしょうが、だからと言って下調べもなしにいきなりレーシックを受けるのはやはり問題です。

少なくとも、基本的なクリニックの情報や、カウンセリングとして実際にクリニックに足を運ぶくらいの行動力は惜しまないようにしましょう。

2.医師の技量と実績

現在はイントラレーシック普及により、レーザー機器でフラップ作成などの細かい作業を行うことが可能となりました。

そのため、従来のマイクロケラトーム(金属製のカンナのようなもの)によるフラップ作成のような、医師の技量がすべてという施術はなくなってきており、安定した結果が出るようになっています。

しかし、それでも医師の技量が未熟であるのはトラブルのもととなります。

医師の技量に関しては、周囲の口コミや実績データなどを参考にするとよいでしょう。

注意点は、クリニック自体の症例数が多いことに安心し、それだけでクリニックを判断するようなことがないよう留意することです。

クリニック事態の症例数が多くても、実際に担当する医師がどれだけの症例数と実績を持っているかがわからなければ意味がありません。

そのため、担当する医師の評判や実績がどうなっているのかについてチェックしなければなりません。

3.レーシックの種類

レーシックと一言に言っても、その種類は施術方法によってさまざまあります。

一般的にレーシックと呼ばれている施術方法の他にも、現在主流となっているイントラレーシックや、ウェーブフロントレーシック、エピレーシックなどがあります。

これらは術後の結果の良し悪しの他にも、患者の角膜の状態などをもとに、最も合った施術方法を選択してくれるので、種類が豊富なのはひとつのメリットとなります。

基礎知識を学ぶ

以上のようなクリニック自体の質をチェックすることで、レーシックの安全性は100%に極めて近いところまで向上しますが、このほかに、最も大事なポイントとして、自分でもレーシックの基礎知識を学んでおく必要があります。

レーシックに関する正しい知識を取り入れることにより、そのクリニックがどんな施術を行っているところなのかをスムーズに知ることができます。

手術後のトラブルを避けるためにも、クリニック選びと基礎知識の入手は必要不可欠です。